SONOMI Best Album「S.O.N.O.M.I」2013.4.17 release!

SONOMI LIVE 2013

ワンマンとしては実に3年ぶりとなるSONOMIの赤坂ブリッツ公演。
この日のライブはSONOMIにとって大きなチャレンジであると同時に、さらに上を目指すには絶対に成功させなければならない通過点でもあった。

先に書いてしまうが、アンコール後のMCでSONOMIは、「私の実力だとこんな大きなところではライヴはさせてもらえません」と打ち明けている。

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マネージャーをはじめ、プロデューサーとしてSONOMIを全力でサポートしてくれるKREVAの後押しがあってこそ実現したのだと。
だからこそプレッシャーも感じていただろう。緊張を隠しきれない場面もあった。
それでもSONOMIは、強い責任感と持ち前のショーマンシップで会場に集まったファンの期待にこたえ、2時間のステージを自分らしいスタイルで完遂させてみせた。

この大きな意味のあったライブ。彼女がこの先歌い続けるかぎり忘れることはないであろう7月15日赤坂ブリッツの模様を以下でレポートする。

続きは音楽ポータルサイト「EMTG MUSIC」

7.15 赤坂BLITZ公演 ライブレポート

SONOMI LIVE 2013

ベストアルバム「S.O.N.O.M.I」を引きさげての約3年振りのワンマンライブが決定しました。

SONOMI CONCERT 2013「S.O.N.O.M.I」

【出演】SONOMI、熊井吾郎

【スペシャルゲスト】KREVA

開催日会場OPEN / START料金一般発売日TICKETお問合せ
7月12日(金)梅田CLUB QUATTRO18:00 / 19:003,800円
(別途ドリンク代500円)
6月8日(土)10:00

【チケットぴあ】
Tel:0570-02-9999 [Pコード:202-457]
http://pia.jp/(PC/携帯共通)

【ローソンチケット】
Tel:0570-084-005 [Lコード:52721]
http://l-tike.com/(PC/携帯共通)

【CNプレイガイド】
Tel:0570-08-9999

【e+】
http://eplus.jp(PC/携帯共通)

キョードーインフォメーション
Tel:06-7732-8888
(12:00~19:00)
7月15日(月・祝)赤坂BLITZ17:30 / 18:003,800円
(別途ドリンク代500円)
6月8日(土)10:00

【チケットぴあ】
Tel:0570-02-9999 [Pコード:200-143]
http://pia.jp/(PC/携帯共通)

【ローソンチケット】
Tel:0570-084-003 [Lコード:78199]
http://l-tike.com/(PC/携帯共通)

【e+】
http://eplus.jp(PC/携帯共通)

ディスクガレージ
Tel:050-5533-0888
(平日 12:00~19:00)

OFFCIAL GOODS

SONOMI CONCERT GOODS

◆「S.O.N.O.M.I」Tシャツ ¥3,000

  • 「S.O.N.O.M.I」Tシャツ
    • Sサイズ
      着丈:約67cm × 身幅:約48cm、袖丈:約18cm、素材:綿100%
    • Mサイズ
      着丈:約70cm × 身幅:約51cm、袖丈:約19cm、素材:綿100%
    • Lサイズ
      着丈:約73cm × 身幅:約53cm、袖丈:約20cm、素材:綿100%
  • 「S.O.N.O.M.I」Tシャツ

    Girl's-Mサイズ
    着丈:約63cm × 身幅約41cm、袖丈:約14cm、素材:綿100%

  • ◆「S.O.N.O.M.I」Dolman Tシャツ ¥3,300

    紺Tシャツ

    着丈:約60cm × 裾幅:約55cm、裄丈:約37cm
    素材:綿:50%・ポリエステル50%

  • ◆「S.O.N.O.M.I」フェイスタオル ¥1,500

    SONOMIフェイスタオル

    W:34cm × H:80cm、綿:100%

  • リンゴストラップ ¥1,200

    リンゴストラップ
  • トートバッグ ¥1,500

    トートバッグ
  • モノグラムハンカチ(赤・青) ¥1,200

    モノグラムハンカチ(赤・青)

セルフライナーノーツ

KREVAトータルプロデュース!SONOMIの全てが詰まったベストアルバム「S.O.N.O.M.I」が遂に完成!

新曲「遠くまで feat. KREVA」「一瞬でも」、代表曲「一人じゃないのよ」「midnight」「SUMMER」などが収録されたDISC1に、
ファン投票をもとにセレクトされたDISC2、新たに再録、Re-mixを行った楽曲などSONOMIの魅力が詰まった全20曲収録!

SONOMI Best Album「S.O.N.O.M.I」2013.4.17 release!

【2CD+DVD盤】
RZCD-59327~8B ¥3,990(tax in)

SONOMI Best Album「S.O.N.O.M.I」2013.4.17 release!

【2CD盤】
RZCD-59329~30 ¥3,150(tax in)

DVD - Music Video -
(2CD+DVD盤のみ)
  • 01.一人じゃないのよ
  • 02.Everyday ☆エビデー☆
  • 03.midnight
  • 04.I miss you
  • 05.SUMMER
  • 06.ミラクルチョコレート
  • 07.愛が足りないよ
  • 08.何とかなる
DISC1- Singles -
  • 遠くまで feat.KREVA - New Song -

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    ベストアルバムのタイミングで絶対にKREVAさんのトラックでKREVAさんをfeat.に迎えた曲をやりたくてお願いし、実現しました。
    「KREVAさんのステージに立つ」という立場で、2004年から今まで気持ちの変化と共に見える景色が変わってきました。続きを読む・・・
    それはKREVAさんのステージなのに私にまでいっぱい「愛」をくれる皆さんが私を変えてくれたから。
    ライブは恋愛に凄く似ていて、求めるだけじゃなく、しっかり愛を示して伝えて行く事が大事。そう気付かせてくれました。
    KREVAさんのラップは恋愛を遥かに越える発想でまた言葉の面白さを教えていただきました。
    リリックを理解してこの曲を聞いてもらえると数倍楽しんで頂けると思います。
    ライブの風景を思い出しながら、そしてライブではそんな気持ちを込めて皆で一緒に歌えたらいいなと思っています。
  • 一人じゃないのよ - Vintage Moderns Version -

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    KREVA「ひとりじゃないのよ feat.SONOMI」、ソロの「一人じゃないのよ」を経て、
    メジャーデビューのタイミングでもっともっとこの曲を多くの方に知ってもらいたいと思い、続きを読む・・・
    キーボーディストの三上義直さんにアレンジをお願いして、Vintage Moderns Versionが完成しました。
    原曲とはうって変わってフルバンドの構成になっています。
    三上さんのピアノがとても気持ち良く、展開はとても情熱的でドラマチック。
    こちらのバージョンもライブで良く歌わせていただいているのでとても大事な大事な曲です。
    最近のライブではこのトラックでKREVAさん名義の「ひとりじゃないのよ」と私名義の「一人じゃないのよ」を交えた
    スペシャルバージョンを披露していたりするので、そちらも必見です。
    お見逃し無く!!
  • Everyday ☆エビデー☆

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    メジャーデビュー曲です。
    KREVAさんが「いつかBuju Bantonの“Untold Stories”をサンプリングした曲を作ろうと思っていて構想してたから、やろっか!!」と仰っていて続きを読む・・・
    出来上がったのがこの曲。曲中の「Everyday」や「I could go on and on the full has never been told」というサンプリングの歌声が印象的なこの曲。
    当時ラジオ局に「何といっているのですか?」多数問い合わせがあったと聞きました。
    原曲の『どんなにくじけそうな時でも、諦めたりせず、生き残るために満ち足りた世界に向かって歩き続けるんだ」という内容に基づいて、
    私なりに歌詞を書かせていただきました。
  • midnight

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    熊井吾郎からこのトラックを聞かせて貰って、衝撃が走ってすぐにサビが出来ました。
    それをKREVAさんに聞いて貰ったらバースを書いて下さって、ブリッジはKREVAさんと一緒に書きました。続きを読む・・・
    3人の共同作です。初めてのオートチューン使いの曲。
    歌詞の世界観とマッチしていてとても心地良い曲です。
    ライブでは不思議な振りを付けて皆で踊ったりと楽しい思い出がいっぱいの曲です。
  • I miss you - Re-mix 2013 -

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    ベストアルバム収録に当たり、プロデューサーのKREVAさんの意向で、
    改めて様々な音のバランスなどの調整をしていただきました。続きを読む・・・
    元曲と聞き比べてみるのも面白いと思います。
    この曲の歌詞について触れてみようと思ったのですが、
    今一度読んでみて、当時どんな気持ちで書いたのか思い出せずにいます。
    歌詞は大体自分の体験から産まれて来るのですが、思い当たらないのはこの曲だけのような気がします。
    望まない、又はやむを得ない別れを危惧した時に書いたものだと思います。
    「出会いの数だけ別れは必然」という妙に悟りにも近い開き直った歌詞にハッとさせられました。
    色々な形の別れがあるものです。
  • SUMMER

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    色々な資料を見ていると『SONOMI至上最もHAPPYなラブソング』というキャッチを見つけました。
    確かに...笑続きを読む・・・
    KREVAさんにいただいたこのトラックが素晴らしすぎていつも以上に気合いが入りました。
    それまで苦手意識が強かった「HAPPYな恋愛」というテーマに対し、自分自身を解放して書けた曲でした。
    この曲を作るに当たり、春にスタッフさんが江ノ島に連れて行ってくれて、5人で夏をイメージしながら一日中遊びました。
    それがなかったら書けなかったと思います。
    後にミュージックビデオの解説でじっくり書きますが、思い出深い撮影だったなぁ。全てが最高の曲です。
  • ミラクルチョコレート

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    KREVAさんのツアー中に、同行していたさかいゆう君に「何か面白い曲を作って欲しい!」とお願いして、完成させてくれたのがこの曲。続きを読む・・・
    珍しい6拍子の曲なので、なるべくキャッチーに!と4回フルで歌詞もメロディーも書き直しました。
    ある意味私にとって修行な曲だったなぁと記憶しております。
    SUMMERの時に殻を破れた事でこの曲で更に自由に表現できるようになったのかもしれないな、と自己分析しています。
  • 愛が足りないよ

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    3rdアルバム『S.O.N.O.M』の隠れミーニング「 I が足りない」から
    このアルバムのリード曲としてタイトル先行で産まれた「愛が足りないよ」。続きを読む・・・
    KREVAさんが新しいシンセ『OASYS』を導入して、一曲目に出来たという記念すべきトラックなのです。
    歌詞を見てみると、今になって言えるのですが、この頃は色々あったなぁ...
    ザ・殴り書きスタイル。歌詞を書いて思う存分発散しているのが伺えます。笑
    でもただ発散しているだけでは無く、上手い事言えてるなぁと感心する箇所もあったりして、是非歌詞を読みながら聞いて楽しんで頂きたい楽曲です。
  • 何とかなる

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    セルフプロデュースミニアルバム『 I 』のリード曲。
    曲を作った行程はよく覚えていませんが、ジャンルの良くわからない面白い曲を作りたいなと思いながら作った事だけは覚えています。続きを読む・・・
    いつの日からか壁にぶつかった時は「何とかなる」と自分にいい聞かせて、乗り越えていました。
    辛くて辛くてしょうがなかった事も今となっては笑い話になっていたり、忘れてしまっている場合もあったりして。
    もちろん何とかならない事も世の中には沢山あるけれど、「何とかなる」と信じるだけで希望が見えて来る気がします。
    私にとってとても大切な言葉です。
  • 一瞬でも - New Song -

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    以前から90年代テイストの曲を歌ってみたいなって思っていたところに、
    KREVAさんからこのトラックを聴かせて頂いた瞬間に「運命的な出会い」だと思いました。続きを読む・・・
    そして初めて家族に向けて書いた曲です。
DISC2 - Best Selection -
  • Hey! - Re-mix 2013 -

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    DISC1に収録されている「I miss you」同様、ベストアルバム収録に当たり、プロデューサーのKREVAさんの意向で、
    改めて様々な音のバランスなどの調整をしていただきました。元曲と聞き比べてみるのも面白いと思います。続きを読む・・・
    この曲はライブで盛り上がる曲が欲しいねと、KREVAさんと話して出来た曲です。
    ライブでは最初の方に歌う事が多くて、この曲でお客さんと一体になって盛り上げられるお陰で、後半までいいテンションでライブできる、私にとって特攻隊長的な存在の曲です。
    実は裏話として、一回目に渡した私の酷いデモを未だにKREVAさんが所有しているらしく、時々「あの時のデモをこっそり流すぞ(笑)」と言われて背筋が凍る事があります。笑
  • 感情リテラシー

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    セルフプロデュースEP『 I 』の2曲目に収録されているこの曲。
    初めてKREVAさんに「ビートかっこいいね」と言って頂けたのを覚えています。続きを読む・・・
    直感でコーラスをボコーダーにしたら面白いだろうなと思い、入れてみましたが、なかなか上手くコントロールできなくて大変だった記憶があります。
    この歌の歌詞のように...
    歌詞を書いたきっかけは、このままこの人といたらきっとずっと幸せに過ごせるだろうなと、頭では解っているのに、
    私の中でそうさせない何かが存在していて、「自分をコントロール出来ない。」
    そんな時に出来た曲です。
  • 名前を呼んで

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    熊井吾郎 Pro.曲。
    ミドルスクールHIP HOPのようないなたい1ループの中に、うっとりキュンとするエッセンスが散りばめられているこのトラックに一瞬で惚れ込みました。続きを読む・・・
    好きな人にはいつでも必要とされたい。
    だからいつもどこでも名前を呼んで欲しい。
    名前を呼ばれれば呼ばれる程、幸せな気持ちになります。
  • 流れ星、流れないで

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    初めての熊井吾郎とのトラック共同作。
    そして私至上、初の乙女曲。続きを読む・・・
    ''ドライブデートの帰り道の渋滞が嬉しい''
    ''食事デートの終盤、「コーヒー頼んでいい?」の彼の一言が嬉しい'' 的なアレです。
    一秒でも長く一緒にいたい気持ちから、本当は流れて欲しい流れ星でさえも、流れないで欲しいと願う気持ちを歌いました。
    忘れもしない、3年前のワンマンライブ。
    この曲のイントロが流れた時に大きな歓声が上がって、カップリング曲にも関わらず、皆さんがしっかり聞いて下さってる事がわかって、本当に嬉しかった事を今でも覚えています。
  • こっちきてBABY

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    このベストアルバムのDISC2を作るにあたり、ファンの皆様に好きな曲を投票して頂き、見事1位に輝いた曲です!!!
    私自身とっても意外だったので、この曲の良さを再確認しました。続きを読む・・・
    友情から始まった恋。
    「好きになったら、いつかあなたを失う事になる。」
    大事な人だからこそ失う怖さから、恋を諦める切ない気持ちをキラキラ軽快なトラックに載せて歌っているので、
    それがまた切なさを増長させるなぁと思いました。
  • I Pray

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    気付くと3~6曲目まで熊井吾郎関連曲ですね。
    熊が作ったトラックをベースに、アレンジをOrigami ProductionのSWING-Oさんにお願いしました。続きを読む・・・
    SWING-Oさんのお宅に伺って、その場で短時間でアレンジして下さいました。
    ドラミングは熊井吾郎。
    1番も2番も身近な友達に向けて書いた曲です。
    直接助けたり、私じゃ拭えない事って沢山あるんだなぁと、自分の無力さに情けなくなるけれど、
    いつでも想っているし、いつでも幸せを祈っている事を伝えたくて、その事を思い出してくれるだけで少しでも安心して貰えたらいいな、と思って書いた歌詞です。
  • You can see ? - 2013 ver -

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    歌を始めて3曲目に書いた曲です。
    元々、某R&Bグループのレコードのインストに載せて歌っていました。続きを読む・・・
    丁度、KREVAさんと出会った頃です。
    アルバム『S.O.N』の時に改めてKREVAさんにトラックを作っていただいたのです。
    そしてこの2013 verは、ベストアルバム用に再び歌い直したり、KREVAさんによるトラックも細かい所を調整したり、タンバリンを足したりと、よりかっこいい曲に変身を遂げました。

    浮気癖のある男を成敗!
    自分の為に自立を選ぶ強い女性像を描いた曲です。
    確か20歳位でした。
    強かった...
  • Day and Nigh

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    同じ夢を何度も見る人いますか?
    この物語は、子供の頃から何度も見続けている、私の夢のお話から膨らませたストーリーテリング曲。続きを読む・・・
    夢が教えてくれた事。

    大切な人と笑える未来を目指して、すぐに答えが見つからなくても、道が続く限り、歩いて行こう。
    きっといつか見えてくる、そう信じて。

    最後の最後まで物語とともに、ドラマティックに変化して行くトラックをお楽しみ下さい。
  • 赤い光 - 2013 ver -

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    歌い始めた頃はカバー曲を歌っていましたが、自分の言葉で歌ってみたくなり、
    これから歌って行く決意表明として、初めて書いたのがこの曲です。続きを読む・・・
    この曲は元々、某HIP HOPのレコードのインストを使って歌っていましたが、
    アルバム『 S.O.N 』を作るにあたり、改めてKREVAさんがトラックを作って下さり、
    当時のチームの皆さんが楽器を演奏してくれたりと、皆で一緒に作って楽しかった事を思い出します。 このベストアルバムに収録という事で、歌を録り直し、トラックも調整して、新たに2013 verとして生まれ変わった事により、
    また私にとって大切な曲になりました。
  • おやすみ

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    7~10曲目までKREVAさんPro.曲が続き、この曲は柿崎洋一郎さんにキーボードを弾いて頂きました。続きを読む・・・
    バラードに苦手意識があったのですが、どうしても歌いたい素敵なトラックを頂き、これに載せて歌いたい歌詞があって、
    美しいループのメロディーを思い付き、サビの無い新しいパターンの曲に挑戦する事になりました。
    しかし、レコーディングに12時間かかってしまい、自分の中で苦手を克服したいという意識を強く持つきっかけになりました。

    失恋を経験し、あの時こんな風に愛したかったとか、こんな風に思っていたとか、
    伝える事すら叶わなかったけれど、その想いを歌にする事で、自分の気持ちを昇華させたくて書きました。

    私が思う愛の形。愛の歌です。
DVD- Music Video -
  • 一人じゃないのよEveryday ☆エビデー☆midnightI miss you
  • SUMMERミラクルチョコレート愛が足りないよ何とかなる

オフィシャルインタビュー

シンガーSONOMI、ついに“完成” 。

 KREVAにフックアップされる形で彼女の物語が始まったのは、2005年6月だった。KREVA主宰の「くレーベル」第一弾アーティストとしてシングル「一人じゃないのよ」でデビュー。以降、KREVAのライヴにはほぼ毎回帯同し、デビュー当初から何万人単位のオーディエンスの前で歌うチャンスも与えられたその物語は、まさにシンデレラストーリーと呼ぶべきものだった。青森出身の彼女が手にしたのは、音楽に人生を捧げることを誓う赤い実。彼女はその赤い実に自身の名前のアルファベットを一文字ずつ刻みながら作品を重ね、シンガーのアイデンティティを形成していった。こうして、彼女のシンデレラストーリーは、いつしかひとりのシンガーが“完成”するまでのドキュメンタリーになっていった。そして、物語の始まりから、8年。シンガーSONOMIの集大成にして最新曲も収めた2枚組のベスト・アルバム『S.O.N.O.M.I』がここに“完成”した。DISC 1にはシングル曲とリード曲に加え、新曲「遠くまで feat. KREVA」と「一瞬でも」を含む全10曲を収録。DISC 2はファン投票をもとに構成し、新録した「You can see?-2013 ver-」と「赤い光-2013 ver-」、Re-mixした「Hey!-Re-mix 2013-」など全10曲を収録している。さらに、付属のDVDはデビュー・シングル「一人じゃないのよ」から「何とかなる」まで、すべてのミュージック・ビデオを網羅している。

「私の歩みを聴いて、観てもらえるベスト・アルバムになりました。初期の曲を聴くと自分自身では拙さを感じて恥ずかしい面もあるんですけど、その一方で新曲を聴いたときには『私もここまでこれたんだな』という自信に繋がる感慨があって。振り返れば、あっという間でしたが、この8年で声も音楽に対する向き合い方も変わって。とても濃厚な8年間を歩んできたなと思います」

「デビュー当時はとにかく目の前にあるチャンスに食らいついていこう、という野心だけでした」とSONOMIは振り返る。KREVAプロデュースによる制作はかけがえのない学びの連続だった。

「未熟ゆえに制作の知識もなかったので、KREVAさんとの曲作りは部活みたいな感じで、厳しくしごいてもらって(笑)。トラックはどうやってできるのかという基本的なことから始まり、ヴォーカルのアプローチに至るまで様々なことを学びました。一緒に食事をしてもKREVAさんの話から得られることは逃すまいと集中して、ご飯の味を覚えてないなんてこともよくありましたね(笑)。

 音楽性のヴィジョンですか? 明確にはなかったですね。なぜかというと、やっぱり昔もいまもKREVAさんから頂くトラックがすごく好きだし、当初からKREVAさんにも『俺とSONOMIはメロディを作る感覚が似ている』と言っていただけたことが大きくて。その言葉を信じてここまでやってきました。それが核にあったからこそ、音楽的なアプローチがどんどん自由になったんだと思います。作品で言うと『S.O.N.O.M』(2010年)が大きな転機になりましたね。『S.O.N.O.M』の制作から私自身も機材を触るようになって曲作りに関わる割合が強くなったし、KREVAさんから歌詞やメロディの修正がほぼなくなったのもあこのアルバムからでした」

 その言葉どおり本作に収められている楽曲を時系列に追っていくと、SONOMIの音楽性がどんどんジャンル的な記号性のないものになっているのがわかる。たとえば『S.O.N.O.M』に収録された、6拍子の性急なビートと流麗なワルツが融合する「ミラクルチョコレート」の独創的なポップネスは痛快ですらある。絶対的なバックグラウンドは現場主義のヒップホップとR&Bにあるが、SONOMIのとらわれなき音楽センスは、自由なポップ・ミュージック像を求めるようになった。また、ソングライティングにおけるメイン・テーマとも言えるラヴソングのあり方も、「ただ好きだとか会いたいという気持ちを歌うのではなく、人間の根源的なヒューマニズムに触れられるような曲を書きたいと思うようになった」と語る。その傾向は初のセルフ・プロデュース作となったミニ・アルバム『 I 』(2012年)で浮き彫りになった。そのうえでSONOMIが曲作りにおいて一貫して重んじてきたのは、前述のメロディ・センスと、もうひとつはビートに対するこだわりである。

「やっぱり私はヒップホップのビートこそが最強だと思っていて。ブレイクビーツを作るサンプリングにしても、打ち込みでキックやスネアの音色を選ぶときも妥協が許されないし、徹底的にセンスが問われるんですよね。そういう様々なヒップホップ的なビートの上で、私だからこそ体現できる自由な歌をこれからも追求していきたいと思っています」

 新曲「遠くまで feat. KREVA」と「一瞬でも」のトラックは、KREVAが提供した。SONOMIが『 I 』でセルフ・プロデュースを経験した今だからこそ、ネクスト・レベルの“師弟タッグ”を堪能できる。「遠くまで feat. KREVA」は、ダイナミックなブレイクビーツとメロウな上モノを擁するトラックに、センチメンタルな歌心に彩られたSONOMIのヴォーカル、セクシャルなリリックを展開するKREVAのラップが豊潤に溶け合っている。「一瞬でも」はシンセを軸にしたメロディアスなトラックに、ヒューマニスティックな“願い”を込めたバラードだ。

「ファンの方からSONOMI発信のKREVAさんとの曲を聴きたいというリクエストがけっこうありまして。それをやるならこのタイミングしかないと思ってKREVAさんにトラック提供をお願いしました。KREVAさんもベストに入る曲ということで、かなり厳選してくれて。“遠くまで”は絞って、絞って、『ホントはこのトラックは自分用に取っておきたかったんだけどなあ(笑)』とまで言っていたものをいただいたんです。なので、絶対にいい曲にしなきゃと思いましたね。“遠くまで”の歌詞はファンの方たちに対する感謝をラヴソングのスタイルで描いていて。その歌詞をKREVAさんに渡したら、『この歌詞はセックスに通じるものがあるから、自分のラップはそれに見立てて書くわ』というレスポンスがあって。私自身は意図していなかったんですけど、それを聞いて『なるほど!』と思いましたね。私の想像の先を行く解釈とラップのカッコよさは、改めてさすがだなと思いました。

 “一瞬でも”は家族を思って書いた曲なんです。いままで家族に対して曲を書いたことがなかったんですけど、去年、父が大きな病気を患ってそのことがきっかけになりました。それと同時に、この曲もファンのみなさんの存在を意識しながら、ライブで歌っている自分の姿を想像して仕上げました。2曲とも早くライヴで歌いたいですね」

 ここに自らを“完成”させたその先に、シンガーSONOMIはどんな未来  物語の第2章を見据えているのだろうか? 彼女の言葉で本稿を閉じようと思う。

「私はすごく歩みが遅いので、なかなかファンの方たちの希望に応えられていない部分もあると思うんですけど。、それでも応援してくれるみなさんがいることが私にとっての希望です。その感謝の気持ちを表現するのは作品しかないし、このベストは私の『ありがとう』が詰まっています。このベストでやっと一人前のシンガーになれた気がしますね。新しいことにも積極的に挑戦していきたいと思っています。ただ、どんなときも確実にいい音楽を届けるという意思は見失わずにいたいです」

取材・文/三宅正一(ONBU)

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撮影風景

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